はっきりした根拠はありませんが、過去を見ると法則があるものを、「アノマリー」といいます。
ここでは、 FXに使えそうなアノマリー をご紹介します。
■「カレンダーによる値動きの法則 ~ アノマリー ~」のポイント
・「日本株は4月に上がりやすい」という過去の経験則がある。
・根拠はないが、過去を見ると法則があるものを、「アノマリー」と言う。
・2月は、「リパトリ」のため、 円高気味になる傾向がある。
・3月は、ドル円の変動幅が最も大きくなる特徴がある。
・3月の値動きと4月の値動きは、逆になりやすいというアノマリーもある。
■「カレンダーによる値動きの法則 ~ アノマリー ~」の内容
ここでは、「カレンダーによる値動きの法則」 についてお伝えします。
まず、「日本株は4月に上がりやすい」という過去の経験則があります。
これは、日本企業の多くの決算日である3月末までに、機関投資家は持っているポジションを手仕舞いして、
新年度になる4月から、また新しく株を購入するためと言われています。
このように、 「はっきりした根拠があるわけではないが、過去を見ると法則があるもの」 のことを、「アノマリー」と言います。
もちろん、FXで今からご説明させていただくアノマリーのとおりに売買すれば、100%儲かるということではありませんが、
売買するための1つの判断材料になりますので、お伝えしたいと思います。
まず、2月は「リパトリ」のため、 円高気味になる傾向 があります。
「リパトリ」とは、「リパトリエーション」の略で、企業の決算のため、海外の資産を自国に送ることを言います。
日本で言うと、日本の企業は3月決算が多いため、海外支店の資産を日本に送るという形です。
海外の資産を日本に送るということは、そこで大量の外貨売り・円買いが行われるため、2月は「円高」になりやすいということです。
もちろん、不況などによって海外の日本支店の売上が悪い場合は、日本に送る資産がないため、リパトリはあまり行われず、
外貨売り・円買いにならない年もあります。
あと、 3月はドル円の変動幅が最も大きくなる特徴 があります。
その理由は、3月は日本の多くの企業が決算を迎える月であるため、あまり多くのポジションを持たないためです。
そして、このようなときは、取引量が少なくなるため、逆に少し大きな資金が動くと、その分、値幅が大きくなるという特徴があります。
ドル/円の値動きの月平均は、4円50銭~5円50銭程度です。
しかし、3月については、 月平均6円50銭くらい動いています し、2001年や2004年、2008年の3月は9円近く動いています。
3月は1年のうちで、最も値動きが大きな月になる特徴がある、ということを覚えておくと良いと思います。
他にも、 3月の値動きと4月の値動きは、逆になりやすい というアノマリーもあります。
実際に、2000年~2009年までの10年間で、3月がドル高だった場合には4月はドル安、
3月がドル安だった場合には4月はドル高というように、逆に動いていたことは、9回もありました。
また、2010年についても、3月がドル高になったら、4月はドル安になっています。
これは、「アノマリー」という名のとおり、論理的な理由は分からないのですが、毎年、3月後半になったら、
3月の値動きと4月の値動きは逆になることが多い、というアノマリーを思い出すようにしています。
他にも、多くのアノマリーはあるかもしれませんが、 アノマリーというのは過去の経験則 であり、今回も同じように動くという保証はありません。
ただ、為替相場の値動きを予想する、1つの判断材料になりますので、参考にしてください。
■ あなたにぴったりなFX業者を選ぼう!FX取引業者ランキング
使用するFX業者によって、得られる利益は変わってきます。「初心者におすすめな取引口座」や、「短期トレード」・「長期投資」におすすめの取引口座を、ランキング形式でご紹介します!
■ FX業者の選び方!あなたに最適なFX業者を選ぼう!
FXの取引口座の選び方を、ご紹介します!人によって、FXの取引口座は使い分けた方が良いので、その選び方をご紹介しますね。
⇒ あなたに最適なFX業者を選ぼう!FX業者の選び方はこちら!
■ 自動売買に最適なFX業者はこちら!
当サイトでは、自動売買のリアルトレードを公開しています。
その自動売買で、私が実際に使っているFX業者が、「トライオートFX」です!
⇒ 自由度の高さとコストの低さが魅力!トライオートFX