専業トレーダーというのは、「トレード(投資)でお金を稼いで、生活をしていきたい」という意味だと思いますので、個人的な考えで申し訳ありませんが、、、知識と、5年の経験、そして、5,000万円くらいの運用資金があれば、専業トレーダーとして、やっていくことができるかもしれません。
この根拠ですが、まず、FXで利益を得ていくためには、「知識」は、絶対的に必要なものになります。
もちろん、FXの基礎知識だけでなく、相場の値動きに関する知識や、人の心理などの知識が必要です。
そして、その知識をもとに、5年間くらい、FXで利益を得続けることができれば、ある程度、FXの実力がある証拠になります。
基本的に、相場を3年くらい経験すれば、ある程度の値動きは経験できるので、5年間くらいFXで利益を得ることができれば、かなり実力はあると言えます。
あとは、その知識と経験を土台として、5,000万円くらいの運用資産があれば、良いパフォーマンスの基準である利回り10%で考えると、年間500万円くらいの利益を得られることになるので、この状態になれば、専業トレーダーとして、やっていけるかもしれませんね。
ただ、FXというのは、お金が減るというリスクがあります。
ある1年で利回り10%なら、十分達成できるのですが、それを毎年毎年、継続して達成していくことが、とても難しいことです。
運用資産5,000万円で、最初の1年間で500万円の利益を得られたとしても、次の年は、ほとんど利益を得られないことも、当然考えられます。
生活していくためには、出ていくお金(食費や家賃など)が必ずあるので、入ってくるお金が安定しないFXだけで、生活していくことはとても難しく、何よりも、精神的にキツイ(将来が常に不安になる)ということを、知っておいてください。
「デイトレ生活がしたい!FXで生活していくことはできますか?」のページでもお伝えしたとおり、「生活費を稼ぐために、儲けないと!」と思ってしまうと、どうしてもポジションサイズが大きくなりますし、チャンスが来るまで待つことも、なかなかできなくなってしまいます。
その結果、運用成績が悪くなる可能性がとても高いので、FX取引だけで生活していく「専業トレーダー」は、本当に難しい職業だということを、覚悟した方が良いかもしれません。
私も、もともと、「専業トレーダー」という職業が、とてもカッコよく思えて、「専業トレーダーになりたい!」という目標は持っていたのですが、、、実際に、FX取引を10年以上やってきて、専業トレーダーはあまりにもデメリットが多い、ということに気づきました。
もちろん、選ぶ職業は人それぞれなのですが、かなり厳しい職業(収益が安定しないということが、とにかく悩ましい・・)ということは、知っておいてくださいね。
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