ここでお伝えした取引手法(トレンドに対応できるリピート注文)は、「FXで資産運用を行ってみたいけど、忙しくて、なかなか時間が取れない人」に、最適な取引手法です。
実際に行ってみると、機械的に取引することが多くなりますし、新規注文や利益の確定も、自動で行うことができるからです。
私も、1日のうちで、FXに使っている時間は10分から20分くらいですし、自分が相場を見ていないときや寝ているときでも、自動で利益を得ることができるため、とても楽しくて、ラクな方法になりますよ。
そこで、この取引手法を実際に行ってみたい方のために、「スタートガイド」を下記に記載しますね。
もちろん、これは「参考値」になりますが、この取引手法を始めるときに、参考にしていただけたらと思います。
運用資金について
運用資金については、30万円から50万円くらいで行うと良いと思います。
これよりも少ないと、ポジションを持つことができる数が少なくなってしまうので、できれば、30万円から50万円くらいの運用資金があると良いですね。
なお、もし100万円くらいの資金をFXに使えるとしたら、100万円をFXの取引口座に入金するのではなく、半分(50万円)は、銀行口座の方に残しておいた方が良いです。
そして、もし大きなトレンドが発生して、含み損が増えてしまったら、銀行口座に残しておいた資金を、FXの取引口座に入金するというやり方の方が、安全で良いと思いますよ。
【失っても立ち直れるお金について】
私の個人的な感覚になりますが、失っても良いお金というのは、50万円までだと思っています。
私は、FXで短期間で、200万円を失ったことがありますけど、200万円を失うと、精神的なダメージはもちろんのこと、取り返すことも極めて難しくなるからです。
もちろん、50万円も大金ですよ!
でも、50万円であれば、仕事をすることで貯めることができますし、また相場に参加することができますよね。
だから、FXに投入するお金は、最初は50万円までにしたほうが良いと思うので、ぜひ参考にしてくださいね。
購入する枚数について
取引をする通貨の枚数は、1000通貨ずつ、取引していった方が良いです。
もちろん、5000通貨ずつなどで取引をすれば、それだけ利益も多くなるのですが、ちょっとまとめて取引しすぎかもしれません。
運用資金が多くなっていけば、一度に取引する枚数を増やしても良いかもしれませんが、1000通貨の枚数は変えないで、リピート注文をする値幅を狭めるようにする方法の方が、良いかもしれませんね。
最初の注文について
最初に注文をするときは、そのときの通貨の価格にもよるのですが、たとえば豪ドル/円が80円台のときは、すぐに両建てでポジションを持てば良いと思います。
私の場合は、豪ドル/円の80円台の値動きは、両建てですべて取るようにしているので、すぐに両建てでポジションを持ってしまいますよ。
そして、相場が下がって、売りポジションの方が決済されたら、またすぐに売り注文を出します。
また、買いポジションの方は含み損になるので、そのままにして、また買い注文を出すという形ですね。
リピート注文は、レンジ相場で有効な方法になります。
ただ、最初の段階は、どちらか一方向に値が動いていくはずなので、ほぼ確実に、利益よりも含み損の方が多くなります。
だから最初は、利益を得ることよりも、ポジションのバランスを意識して、「網を張っていく」というイメージで、買い注文と売り注文をバランスよく、配置していくようにしましょう。
トレンドが発生したときについて
リピート注文は、レンジ相場でのみ、有効な方法です。
そのため、たとえば、相場が暴落したときは、買いポジションの含み損がどんどん増えてしまうので、買い注文を止めると同時に、売りポジションの方の利食いも止めて、売りポジションの利益を伸ばしていく方法で、私は行っています。
もちろん、相場が暴落したあとは、値が戻っていくことがよくあるので、買い増しをしていけば、利益を得られることはよくありますよ。
ただ、利益を得ることよりも、買いポジションと売りポジションのバランスを取って、「ロスカットされないようにする」ということを、何よりも重要視するようにしましょう。
コツコツ利益を重ねても、ロスカットされたら、今までの利益をすべて吹き飛ばしてしまうような、大きな損失になってしまいます。
ロスカットされないように、常に買いポジションと売りポジションのバランスを保ちながら、取引していくようにしましょうね。