リピート系注文の最大のリスク(デメリット)は、とにかくトレンドに弱いということです。
そもそも、リピート系注文というのは、「買って上がったら利食いをする。もし下がったら買い増しをして、買った値段よりも上がったら利食いをする」ということを、繰り返しているだけです。
そのため、レンジ相場のときは、勝率は100%になるのですが、もし相場が暴落した場合は、どんどん買い増しをしてしまうので、含み損が一気に増えてしまうことになります。
コツコツ利益を積み重ねても、相場の暴落によって、一気に含み損が増えてしまい、一度で大きな損失を出してしまう可能性があることが、リピート系注文の最大のリスクになります。
実際に私も、コツコツ利益を積み重ねて、相場の暴落によって一気に損をするということを、繰り返してきました。
FXの勝率はとても高かったのですが、損をしたときの金額が大きかったので、結局、トータルでマイナスになってしまうのですよね。
結局 私は、2007年のサブプライムローン問題による大暴落で、ほぼすべてのお金を失い、一度、相場を退場しています。
そのときも、「相場がどんどん下がっているからチャンス!安い!」と思って、通貨を買い増しをして、「もう耐えられない!!」という状況になり、やむを得ず損切りをしたという形です。
リピート系注文は、あくまで、「レンジ相場のみ」で有効な方法です。
相場が一方向に動く「トレンド相場」のときは、リピート系注文は向かない(極めて弱い)ということを、必ず知っておいてください。