リピート系注文のリスク

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リピート系注文のリスク
~自動売買で失敗しないために~

 
リピート系注文のリスク ~自動売買で失敗しないために~
 

リピート系注文のリスク ~はじめに~

 

FXの自動売買の中でも、最も人気があるのが、「リピート系注文」です。 「リピート系注文」というのは、新規注文と決済注文を同時に出して、それを繰り返していくことですよね。

たとえば、インヴァスト証券の「トライオートFX」や、マネースクエアの「トラリピ」を使えば、「米ドル/円を99円で買って、100円になったら売る」ということを、自動で繰り返すことができます。


自分が相場を見ていないときや寝ているときでも、利益を得ることが可能になりますし、FXというのは24時間、相場が動いているため、普段 忙しいサラリーマンや主婦の方にとって、最適な取引手法の1つです。

リピート系注文は、普段忙しいサラリーマンや主婦にとても向いている取引手法


ただ、現在人気のあるリピート系注文ですが、FXにおいて、「絶対に儲かる取引手法」というのは、存在しません。 当然、リピート系注文にも弱点があり、リスクがあります。

だから、リピート系注文を始める前に、リピート系注文の弱点とリスクを、しっかりと把握しておくようにしましょう!


 

リピート系注文は、とにかくトレンドに弱い!

 

リピート系注文の最大のリスク(デメリット)は、とにかくトレンドに弱いということです。

そもそも、リピート系注文というのは、「買って上がったら利食いをする。もし下がったら買い増しをして、買った値段よりも上がったら利食いをする」ということを、繰り返しているだけです。

そのため、レンジ相場のときは、勝率は100%になるのですが、もし相場が暴落した場合は、どんどん買い増しをしてしまうので、含み損が一気に増えてしまうことになります。

コツコツ利益を積み重ねても、相場の暴落によって、一気に含み損が増えてしまい、一度で大きな損失を出してしまう可能性があることが、リピート系注文の最大のリスクになります。

リピート系注文の最大のリスクは、ロスカットされて、運用資金の大半を失いこと


実際に私も、コツコツ利益を積み重ねて、相場の暴落によって一気に損をするということを、繰り返してきました。 FXの勝率はとても高かったのですが、損をしたときの金額が大きかったので、結局、トータルでマイナスになってしまうのですよね。

結局 私は、2007年のサブプライムローン問題による大暴落で、ほぼすべてのお金を失い、一度、相場を退場しています。 そのときも、「相場がどんどん下がっているからチャンス!安い!」と思って、通貨を買い増しをして、「もう耐えられない!!」という状況になり、やむを得ず損切りをしたという形です。


リピート系注文は、あくまで、「レンジ相場のみ」で有効な方法です。 相場が一方向に動く「トレンド相場」のときは、リピート系注文は向かない(極めて弱い)ということを、必ず知っておいてください。


 

スワップポイントの高い通貨は向かない

 

リピート系注文は、「買った値段よりも上がるまで待つ」という取引手法になります。

そのため、「買った値段よりも上がるまで待つなら、スワップポイントが多い高金利通貨を取引した方が良いじゃん!」と思われるかもしれませんが、、、これは止めた方が良いです。

その理由は、金利が高い通貨というのは、何か問題があるから金利を高くしているため、その問題が表面化したときに、暴落しやすい(値が一方向に動きやすい)からです。


たとえば、新興国の通貨(トルコリラやメキシコペソなど)は、スワップポイントの金額がとても高いため、どうしても取引したくなってしまうのですが、国の情勢が安定しないため、何かあったときに、一気に値が動いてしまうのですよね。

だから、スワップポイントの高い通貨は、リピート系注文には向いていないと思った方が良いです。 新興国の通貨はレンジ相場になりづらく、逆に下がる可能性の方が高いため、リピート系注文には向きません。

スワップポイントの高い通貨は、FXのリピート注文には向かない


リピート系注文をするなら、先進国の通貨を取引した方が良いですよ。

たとえば、米ドル/円は、日米の貿易の関係から、レンジ相場で値が動きやすいという特徴がありますし、オーストラリアドルについては、スワップポイントは高い方なのですが、先進国で、国の経済が安定しているという特徴があります。

リピート系注文は、レンジ相場でのみ有効な方法になるので、レンジ相場で動きやすい通貨を選んで、取引することが必要です。


 

買いポジションのみでの取引は、リスクが高い

 

リピート系注文をする人は、「買い注文でのリピート注文のみ」を行っている人が、ほとんどです。 その理由は、やはり、「買いポジションで持っていた方が、スワップポイントを受け取ることができるから」だと思います。

ただ、買いポジションのみのリピート注文だと、相場の暴落に、とにかく弱いのですよね。 「買った値段よりも上がるまで待つ」という取引手法になるため、相場が暴落した場合は、大きな含み損を抱えることになります。


そこで、買い注文だけでなく、売り注文も使った方が良いと思います。 売りポジションで持つことで、利益が多くなるだけでなく、相場の暴落に対するリスクヘッジになるからです。


ちなみに、同じ通貨を、買いと売りで同時に持つことを、「両建て」というのですが、この「両建て」については、否定的な人が多いです。 実際に、FX会社の人の話を聞くと、「両建ては推奨していません」と、ほぼ間違いなく言いますよ。

確かに、同じ通貨を、買いと売りの両方で持つと、どちらかは利益になったとしても、どちらかは損をすることになりますよね。 これでは、プラスマイナスゼロになりますし、スワップポイントというのは、マイナススワップの方が多いので、トータルで損をすることになります。


ただ、レンジ相場の場合は、両建てで取引した方が利益が多くなりますし、何よりも、相場の暴落にも対応することができるようになります。

特に、リピート系注文の場合は、「含み益になるまで待つ」という取引手法になるので、トレンド相場に極めて弱いという特徴があります。 そのため、両建てでポジションを持って、トレンドにも対応できるようにした方が良いと思うのですよね。

リピート注文を行うなら、両建てを使った方が良いと思う


「両建て=悪い」ではなく、自分の行っている取引手法のデメリットを、自分で分かっていないことや、資金管理ができていないことが、悪いことだと思っています。

しっかりとした戦略を持ち、リスクを回避することができる両建てであれば、私は悪くないと思っていますし、個人的には、リピート系注文を行うなら、両建てでの取引は必須だと思っていますよ。

リピート系注文を行う場合は、どちらか1つだけの取引(たとえば買いポジションのみでの取引)は、リスクが高くなってしまうことを、覚えておいてください。


 

値を追いかけると、ほぼ確実に
最高値でポジションを持つことになる

 

リピート系注文の中には、値を追いかけるリピート注文もあります。 たとえば、FXブロードネットの「トラッキングトレード」や、アイネット証券の「ループイフダン」です。

「トラッキングトレード」については、相場の動きに追随しながら、自動売買を繰り返していきますし、「ループイフダン」については、一定の値幅ごとに、新規注文と決済注文を、ただ繰り返していきます。


トラッキングトレードは、相場の動きに追随しながら、自動売買を繰り返していく


そのため、これらの値を追いかけるリピート注文を、たとえば「買い注文」で使った場合は、相場の上昇についていく形で買い注文を行っていくので、ほぼ確実に、最高値で買いポジションを持つことになってしまいます。

また、同じように、値を追いかけるリピート注文を、たとえば「売り注文」で使った場合は、相場の下落についていく形で売り注文を行っていくので、ほぼ確実に、最安値で売りポジションを持つことになりますよ。


リピート系注文には、大きく分けると2種類あって、「設定したレンジの中だけでリピート注文を行うもの」と、「値を追いかけてリピート注文を行うもの」があります。

個人的には、リピート注文というのは、レンジ相場でのみ有効な方法になるので、「設定したレンジの中だけでリピート注文を行うもの」を使った方が良いと思っているのですが、もし、「値を追いかけてリピート注文を行うもの」を使った場合は、ほぼ確実に、最高値もしくは最安値でポジションを持つことになるので、注意が必要です。


「値を追いかけて利益を得る」と聞くと、とても良さそうに思えるかもしれませんが、値を追いかけるということは、ほぼ確実に、高値掴みや底値売りになってしまうので、特に注意してください。


 

リピート注文の有効な使い方は?

 

そもそも、リピート注文の最大のリスク(最悪の出来事)は、ロスカットされることです。

リピート注文は、含み損を抱えながら、小さな利益を積み上げていく投資手法であるため、もし途中でロスカットされてしまったら、今まで積み上げた利益をすべて吹き飛ばしてしまうくらいの、大きな損失になってしまうからです。

そのため、ロスカットされないように運用をしていくことが、リピート注文の最大のテーマになります。

ロスカットされないことが、リピート注文の最大のテーマ


そこで、ロスカットされないために、多くの人が行っている取引方法は、リピート注文を行う「レンジ」を広く考えて、その広いレンジに合わせてリピート注文をするという方法です。

たとえば、豪ドル/円であれば、1990年くらいからずっと、55円から105円くらいの間で値が動いています。 そのため、この55円から105円を「レンジ」と考えて、この広いレンジの中でリピート注文を行うという形ですね。

リピート注文は、トレンドには弱いのですが、想定レンジを広くとって、その広いレンジに合わせてリピート注文を行うのであれば、悪くない方法です。


▼ 豪ドル/円の過去のチャート



ただ、レンジを広く考えるのであれば、それだけ注文をする値幅も広くする必要があります。 そして、注文する値幅を広くすると、なかなか約定しないので、利益もかなり少なくなるのですよね。


あと、想定レンジを広く考えたとしても、その想定レンジを超えることもあるかもしれませんし、暴落に直撃しているときは、「底なしで落ちるのではないか?」という気持ちにもなります。

そして、暴落に直撃して、含み損がどんどん増えているときは、とても冷静ではいられないのですよね。


通貨の「最高値」と「最安値」は、あとになってから分かることです。 実際に相場が暴落しているときは、「底値」は分かりませんし、その底値が分からない状況で暴落に直撃して、含み損がどんどん増えているときは、とても冷静でいることはできないと思います。

想定レンジを広く取る方法は、レンジ相場でのみ有効なリピート系注文では、悪くない方法ではあるのですが、実際にやってみても、なかなかうまく行かないというのが、私が実際に行ってみて思ったことになります。


そこで、想定レンジを半分に分けて考えて、半分よりも下は「買い注文のみ」を行い、半分よりも上は「売り注文のみ」を行うという方法もあります。

たとえば、豪ドル/円の想定レンジを70円から100円で考えた場合、半分よりも下の70円から85円までは、「買い注文のみ」のリピート注文を行います。 また、半分よりも上の85円から100円は、「売り注文のみ」のリピート注文を行うという形ですね。

この方法であれば、買い注文のみでリピート注文を行うよりも、リスクはかなり低くなります。 リピート注文を行うなら、とても有効な方法だと思いますよ。


なお、運用資金にもよるのですが、注文する枚数は1000通貨ごとにして、注文をしていく値幅を30銭くらいにすると良いと思います。 そして、利食いの値幅は40銭にして、リピート注文を行うという形ですね。

もちろん、投資は自己責任ですが、、、豪ドル/円の過去の値動きを見る限り、この設定でリピート注文を行えば、良い結果につながる可能性は、かなり高いと思います。

実際に、バックテスト(過去の値動きでシミュレーション)を行ってみたのですが、完全自動売買のほったらかしでも、とても良いパフォーマンスになりました。

豪ドル/円のリピート注文はとても良い結果になった


ちなみに、リピート注文で、損切りも使いながら行っていく方法もあるのですが、リピート注文は1回の利益が小さいので、その中で損切りを使ったら、ほとんど利益は得られないと思います。

損切りを使いながら取引をする方法は、リピート注文には向かないと思いますし、私も利益を得られるイメージができないのですよね。 リピート注文を行うなら、小さな利益を積み重ねて、ロスカットされないように運用していくことがポイントになりますよ。


 

リピート系注文のまとめ

 

リピート系注文は、勝率をほぼ100%にすることができますし、自分が寝ているときや相場を見ていないときでも、利益を得ることができます。

そのため、リピート系注文は、「FXで資産運用を行ってみたいけど、忙しくて、なかなか時間が取れない人」に、最適な取引手法だと思います。

しかし、投資において、「絶対に儲かる」という方法は存在しません。 リピート系注文にも、ここでお伝えした「リスク」があるので、そのリスクをしっかりと把握するようにしてくださいね。(投資は自己責任でお願いします)


そして、リスクを知った上で、リスクを回避できるように取引をすれば、リピート系注文はとても良い取引手法になります。

実際に私も、リピート注文を使って、2000連勝以上していますよ。

なお、私が行っているリピート注文のやり方は、「FXで2000連勝以上している私の取引手法」のページでお伝えしているので、良かったら見てみてください。

FXで2000連勝以上している私の取引手法はこちら!


ただ、私も、相場の状況がリピート注文に適していただけで、いつか、損をするかもしれません。

実際に、私が相場に参加していなかった2008年に、リーマンショックが起こりましたし、もし、自分が取引をしている通貨で、スイスフランショックのような値動きがあったら、対応できるかどうか分かりません。

投資に、「絶対に儲かる」という方法は存在しないので、私も、いつか損をすると思っています。


だからこそ、ある程度の利益が得られたら、お金を出金しておくことが必要だと思いますし、大暴落が起こったときのために、予備の資金を銀行口座に残しておくようにしています。

運用資金をたくさん使って、FX取引をした方が、利益は多くなるのですが、もし含み損が増えてしまったときに対応できなくなってしまうので、予備の資金を残しておくことは、とても大切なことだと思っているからです。

また、銀行口座に資金を残しておけば、大暴落のときに、安い値段で、長期投資として通貨を購入することもできます。 リピート注文で損をしてしまったとしても、長期投資として、安い値段で通貨を購入できれば、そんなに悪い結果にはならないですよね。

長期投資として、通貨を安い値段で買うことができれば、悪い結果にはならない



そして最後に、投資というのは、「長く相場に参加し続けること」が、やっぱり大切なことだと思います。 長く相場に参加していると、知識も自然についていきますし、何よりも、値動きのイメージができるようになるからです。

長く相場に参加していると、相場が高騰することもありますし、暴落することもあります。 そして、いろいろな値動きを経験しているうちに、相場の値動きが「想定内」になり、値動きがなんとなく、分かるようになってくるのですよね。

これが、FXにとっても、大きな財産になり、他の人との差別化になる、ということです。 投資では、この「経験」が、とても大きな財産になるので、だからこそ、「長く相場に参加し続けること」が大切ということですね。


リピート系注文は、勝率を極めて良くすることができるため、相場の状況によっては(レンジ相場が続けば)、2年くらい無敗で続けることもできます。 ただ、相場というのは、いつか必ず暴落するものです。

その暴落のときに、ロスカットされないように、普段から「儲けたい!」という気持ちを抑えて、リスクを抑えながら取引していくことが大切です。


まとめて大きなポジションを持ったり、注文する間隔を狭くすれば、それだけ得られる利益も多くなるのですが、逆にリスクも高くなりますよ。 「儲けたい」という気持ちを抑えて、「リスクを回避する。相場で長く生き残る!」ということを、最重要視していくようにしましょう!

FXを、有効な資産運用として、楽しみながら行っていただくために、当サイトの情報が少しでも役に立てば、嬉しく思います。


 


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