私も、FX取引は大好きでした。
今は、あまり感情はありませんが、FXを始めて数年は、FXが大好きでしたし、いつもポジションを持っていたかったです。
この理由ですが、FXは、クリックするだけでお金が稼げる楽しさと、お金が増えたり減ったりするスリルを味わえるからだと思います。
だから、常にポジションを持っていたかったし、必要以上に、取引を繰り返してしまうのだと思います。

実際に、日本人は、「ギャンブルがすごく好き」というデータがあります。
日本人は真面目だから?なのかもしれませんが、パチンコや競馬などをしている人は多く、ギャンブル依存症の割合は、海外のどの国と比べても、日本は突出して高いくらいです。
また、FXの世界取引ランキングでは、上位のほとんどが、日本のFX会社になっています。(ちなみに、FX取引高で世界第1位になっているのは、「GMOクリック証券」です)
日本は、投資を行っている人は、それほど多い割合ではないのに、取引高が莫大に多いというのは、それだけ「日本人はFX取引が好き」という証拠だと思います。
ただ、FXが好きなのは良いと思うのですが、常にポジションを持ちたがってしまう「ポジポジ病」は、あまり良い結果につながらないことが多いです。
その理由は、常に多くのポジションを持っていると、本当にチャンスのときに、動くこと(取引すること)ができなくなってしまうからです。
たとえば、短時間で急激に相場が下がったときは、その反動で、ある程度は値が戻ることが多いです。
しかし、ポジションを多く持っていて、含み損になってしまうと、その後に、動くことができなくなってしまいますよね?
チャンスにも関わらず、含み損が多くなっているために、そのチャンスをものにできなくなってしまうということです。
また、多くのポジションを持っているときに、もし相場の暴落に直撃してしまうと、一気に含み損が増えてしまいます。
実は、日本人の個人投資家のほとんどは、勝率はとても高いのですが、これは、ポジションを塩漬けしているだけであるため、暴落時に一気に大損してしまう傾向があります。
日本人は、「値ごろ感の逆張りトレードが好き」という特徴があるので、常にポジションを持ちたがってしまう「ポジポジ病」の人は、FX取引において、良い結果につながらない(暴落時に大損する)可能性が高くなってしまうということですね。
FXとは、「買うこと・売ること」という選択肢があるのですが、それよりも、「待つこと」という選択をすることが、極めて重要になります。
常にポジションを持って、必要以上に取引をするのではなく、「チャンスが来るまで待つ!」ということが、本当に大切ということです。
その方が、勝率も高くなりますし、トータルでの利益も多くなるはずですよ。

FXで、常にポジションを持っていたいという気持ちは、私にもよく分かります。
私も、実際にそうでした。
特に、利益を得ているときは本当に楽しくなり、お金がどんどん増えていくのは、まるでゲームをしているかのように、楽しいものです。
ただ、ポジポジ病の人で、FXで長期間 勝てる人は、ほとんどいないと思います。
私も、FXを行っている人をたくさん見てきたのですが、その中には、FXで利益を得ることよりも、スリルを楽しんでいる人が、実際にいると思いました。
「ギャンブラーに金持ちはいない」という言葉があるように、レバレッジを高くして、ギャンブル的に常にトレードしてしまうと、長期的に、FXで利益を得ることは、本当に難しくなるので、なんとか、ポジポジ病に打ち勝つようにしましょうね。
結局、FXというのは、他の人と戦っているのではなく、自分と戦っている(自分の欲や快感に打ち勝つことが必要)だと思いますよ。
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