FXは、なぜ９割の人が損をしてしまうのですか？

FXは、なぜ９割の人が損をしてしまうのですか？なぜ１割の人しか、利益を得られないのでしょうか？

確かに、FXで利益を得られる人の割合は、全体の１割と言われていますよね。

もちろん、短い期間（１年や２年）でしたら、もっと利益を得ている人の割合は多いと思います。ただ、長期間、相場で利益を得られる人の割合で考えたら、利益を得ているのは、やはり全体の１割程度かもしれません。

では、なぜ、損をしてしまう人が９割もいるかというと、ほとんどの人が、「儲けたい」と思って、通貨を持ちすぎている（買いすぎている）のだと思います。

FXでポジションを持ちすぎている人は多い

たとえば、100万円の運用資産で、１年間で10万円の利益を得たら、利回りは10％であり、これはかなり良い結果と言えます。

しかし、「１年頑張っても、たったの10万円・・」という考え方をしてしまう人が、実際にたくさんいるのですよね。（学生のアルバイトでも、１年で10万円以上稼ぐことは、けっこう簡単にできますからね・・）

そのため、「もっと儲けたい！」と思い、レバレッジをかけて、大きなポジションを持ってしまい、結局、大損してしまう人が、FXではとても多いのが現状です。 FXはレバレッジが使えてしまうので、「もっと多くの収入を得たい！」と思って、レバレッジをかけてしまう人が、とてもたくさんいるということです。

しかも、日本人は、円がらみの通貨ペア（たとえば、米ドル／円やユーロ／円、豪ドル／円など）を取引することが多いです。しかし、現在の日本円は、「避難通貨」として、世界経済に何かあったら、真っ先に円が買われます。

それほど、日本という国（日本円）は信頼が高いということなのですが、、、世界経済に何か問題があると、外貨が一気に売られて、円が買われてしまうのですよね。そのため、円がらみの通貨ペアを買いポジションで持っている人は、暴落に直撃してしまうので、一気に大損してしまうということです。

実際に、日本人のほとんどは、FXの勝率はとても高いのですが、暴落に直撃して、一気に大損してしまう人がとても多いです。しかも、「儲けたい」と思って、レバレッジを上げて取引しているので、暴落時に一気に含み損が拡大して、相場を退場するくらいの大きな損失を出してしまうということですね。

これが、FXで、９割の人が損をしてしまう理由です。

FXで負ける人が多い理由

FXは、レバレッジが使えることがメリットではありますが、レバレッジは使わなければいけないというものではありません。そもそも、レバレッジをかけない（レバレッジ１倍）であれば、大損することはほとんどないはずです。

レバレッジ１倍であれば、相場が暴落しても、ロスカットされることはないですからね。これなら、数年～数十年、相場に参加し続けることができるので、やはり、大きな損失を出して、相場を退場してしまうのは、「儲けたい」と思って、レバレッジをかけすぎていることが原因なのだと思います。

結局、FXで長期間、利益を得ていくためには、「知識」と「経験」の２つが必要です。しかし、しっかりとした知識を得ないまま、FX取引を行っている人はたくさんいますし、そもそも、ほとんどの人が「経験」を得る前に、大損して相場を退場してしまうのですよね。

だから、ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスが言っているように、儲けることよりも、損をしないようにして、まず、相場に長く参加し続けることが必要なのだと思います。

相場に長く参加していれば、知識もつきますし、経験も得られるからです。そして、知識と経験を得られたら、FXで利益を得られるようになるので、それまでは、「損をしないこと」、「相場を退場しないこと」を何よりも重要視した方が良いと思います。

しっかりと勉強をして、相場に長く参加し続けることができれば、利益を得ている１割の中に入ることが、きっとできるはずです。プロ野球選手や、プロサッカー選手と違い、10人中１位になることは、それほど難しいことではないので、日々、しっかりと勉強をしていきましょうね。