FXファンダメンタル分析｜米雇用統計の利益の取り方

「米雇用統計」の発表時は、大きく値が動きます。絶対ではありませんが、基本的には、上昇トレンドに入っている通貨が、経済指標の発表によって、突発的に下がったときに買うという方法を、私はよく行っていますよ。

■「米雇用統計発表時での利益の取り方」のポイント

・米雇用統計とは、アメリカの非農業部門雇用者数や失業率などを中心に、
　労働者の増減を発表する経済指数のこと。
・上昇トレンドに入っている通貨が、経済指標の発表によって、
　突発的に下がったときに買うと、利益を得られる可能性は高くなる。

・経済指標の発表によって、相場が動いた後の戻しを狙う。
・上昇トレンドのときに、突発的に下がっても、
　大きなトレンドの方向に戻っていく可能性が高い。
・米雇用統計は、発表直後に、１円くらい急激に相場が大きくことがよくある。
・FXで１００％勝てる方法はない！

■「米雇用統計発表時での利益の取り方」の内容

ここでは、「米雇用統計発表時での利益の取り方」についてお伝えします。

まず、経済指標の発表時は、FXで利益を上げるチャンスでもあります。
たとえば、「米雇用統計」の発表時です。

米雇用統計とは、アメリカの非農業部門雇用者数や失業率などを中心に、労働者の増減を発表する経済指数のことです。たとえば、下記のチャートは、豪ドル／円のチャートなのですが、 米雇用統計の結果が悪かった ため、一気に下落しました。

しかし、オーストラリアは、国の経済の状況が良かったため、
すぐに上昇していきました。

私はこのように、上昇トレンドに入っている通貨が、経済指標の発表によって、 突発的に下がったときに買って、利益を上げる方法 をよく行っています。

なお、経済指標が発表された直後の値動きを取ることは難しいため、経済指標の発表によって、 相場が動いた後の戻し を狙って利益を取ったほうが良いと思います。

たとえば、一番経済の状態が良く、長期的に見て上昇していく国の通貨が、何かの経済指標の発表で一時的に下がったときに買うという形です。上昇トレンドのときに、突発的に下がっても、それは 大きなトレンドの方向に戻っていく可能性が高いため です。

あと、これは参考程度に聞いていただきたいのですが、、、米雇用統計は、逆指値注文をうまく使えば、スキャルピングで利益を取ることもできます。たとえば、下記のチャートはポンド／円のチャートなのですが、１５０．２０円で、逆指値で売り注文を出しておくという形です。

米雇用統計は、発表直後に、１円くらい急激に相場が大きくことがよくあります。そのため、現在の値段よりも１０銭くらい低い値段で、逆指値の売り注文を出しておけば、大きな利益が取れるというわけです。

また同時に、現在の値段よりも１０銭くらい高い値段で、逆指値の買い注文を出しておくことで、相場がどちらに動いたとしても、利益を取ることができます。

ただ、 FXで１００％勝てる方法はない ため、この方法も、１００％勝てるわけではありません。たとえば、下記のチャートのように、発表直後に値がウロウロすることもあります。

このようなときは、逆指値注文では利益を取りづらいですし、 逆に損をすること もあります。米雇用統計の発表時は、利益を出せるチャンスなのですが、逆指値を使う場合は、あまり多くの枚数を取引しないことをオススメします。

ただ、米雇用統計で相場が動いた後の戻しや、他の経済指標発表で、 一時的に相場が動いた後の戻しは、利益を取るチャンス なので、覚えておいてください。