FX初心者の基礎講座｜FXの利益の取り方

FXの利益の取り方について、ご説明します。
FXの利益の取り方は、２種類ありますので、確認してみてください。

■「FXの利益の取り方について」のポイント

・FXの利益の取り方の１つ目は、「値動きによる利益の取り方」である。
・FXの利益の取り方の２つ目は、「金利差による利益の取り方」である。
・たとえば、１万通貨を取引した場合、１円動くと、１万円分の損益が出る。

・２国間の金利差によって発生するお金のことを「スワップポイント」という。
・金利の高い通貨（たとえば豪ドル）を買って、金利の低い通貨を売ると、
　スワップポイントを受け取ることができる。
・逆に、金利の高い通貨を売って、金利の低い通貨を買うと、
　スワップポイントを支払わなければならない。

■「FXの利益の取り方について」の内容

ここでは、「FXの利益の取り方」について、ご説明します。まず、FXの利益の取り方は、２種類あります。１つ目は、「値動きによる利益の取り方」です。

たとえば、１ドル１００円のときに米ドルを買って、１ドル１０２円のときに、米ドルを売ったとします。そうすれば、この２円の幅の分だけ、利益になります。これが、「値動きによる利益」です。

ここで覚えていただきたいことは、 １万ドルを取引した場合、１円値が動くと、１万円分の損益が出る ということです。

先ほどの例で言うと、１ドル１００円のときに米ドルを買って、１ドル１０２円のときに米ドルを売ると、２円分の値が上がっているため、「２万円」の利益になります。逆に、１ドル１０２円で１万ドルを買った後に、１０１円に下がったとすれば、それは１万円の損になるという形です。これが、値動きによる損益です。

そして２つ目は、スワップポイントという、 「金利差による利益の取り方」 です。このスワップポイントを受け取れることが、FXの大きな特徴でもあるのですが、まず、この「スワップポイント」とは、 ２つの通貨の金利の差によって生じるお金のこと です。

たとえば現在、オーストラリアドル（豪ドル）は金利が高いですが、日本円は、とても金利が低いです。各通貨の金利については、今後変わってくるものですが、現在は、この２つの通貨の間に、金利差があります。

この金利差のお金のことを 「スワップポイント」 と言って、そのスワップポイントを受け取ることができるのが、FXの２つ目の利益の取り方です。

【注意点】
　スワップポイントは、「支払うケース」 もあります。
　具体的には、金利の高い通貨を売って、金利の低い通貨を買った場合です。
　この場合、スワップポイントを支払うことになるため、注意が必要です。

それでは、実際の取引画面も見てみましょう。たとえば、日本円を売って、豪ドル（オーストラリアドル）を買った場合、１日に、「買ＳＷＡＰ」で表示されているお金を受け取ることができます。

スワップポイントは、金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売った状態でいると、スワップポイントを受け取ることができます。ただ、ここで注意しなければいけないのは、金利の高い通貨を売って、金利の低い通貨を買った場合には、逆にスワップポイントを支払うことになるということです。

そのため、FXでは、 金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うことが基本 になります。

ただ、それは相場の状況にもよりますし、このスワップポイントよりも、 値動きによる損益の方が圧倒的に大きい です。やはり、FXをする前に、相場の知識やFXの取引方法を学ぶことが大切になります。

なお、ここでは、FXには２つの利益の取り方があって、１つは「値動きによる利益の取り方」で、２つ目は「金利差による利益の取り方」があるということを、覚えておいてください。

次回は、「知っておきたいFXのメリット」についてご説明します。

■ 今回のFX講座の補足

・為替市場は土日はお休みなので、土日分のスワップポイントは、
　水曜日などに、まとめて受け取る形になります。
　（スワップポイントが３日分もらえる日がある）
・スワップポイントの金額や受け取れる日については、FX業者によって
　若干異なるので、FX業者のホームページを確認するようにしてください。