「相場は落ちるスピードの方が速い」 という理由を、お伝えします。
特に、相場が急落したあとに、相場が反騰しなければ、FXではさらに値が下がることがあるため、十分注意してください。
■「相場は落ちるスピードの方が速い」の内容
ここでは、 「相場は落ちるスピードの方が速い」 というテーマでお伝えします。
まず、今までの私の経験と、過去のチャートを見る限り、相場というのは、「落ちるスピードの方が速い」という特徴があります。
たとえば、過去の値動きを見ても、相場が上がっていくときは、徐々に値が切り上がっていくのに対し、一旦相場が下落すると、短い期間で一気に下がっていきます。
実際に、2007年の 「世界金融危機」 や、2008年の 「リーマンショック」 のときは、短い期間で一気に相場が下がっていきました。
しかも、現在はシステム取引がかなり増えてきているため、システムによって、「ここまで下がったら損切する」というストップロス注文が、市場に多くあります。
そのため、一旦相場が下がると、このストップロスに引っかかって、売りが売りを呼び、相場がどんどん下がっていきます。
これによって、相場が下がりだすと、 さらに加速して相場が下がってしまう というわけです。
あと、FXでは、金利差によるスワップポイントを受け取ることができるため、
日本円などの金利の低い通貨を売って、豪ドルなどの金利の高い通貨を買う人が多いです。(逆に、金利の高い通貨を売った場合は、スワップポイントを支払うケースがあります)
そして、高金利通貨を持っていれば、毎日スワップポイントを受け取れるため、長期で持ち続ける人が多いのですが、
相場が大きく動いているときは、金利差というのは見られなくなります。
具体的には、相場が大きく動いているときは、投資家は、「値動きによる差益」を狙おうとするため、 「スワップポイントは関係ない」 ということです。
そのため、高金利通貨であっても、相場が大きく動く要因があるときは、どんどん売られていきます。
逆に、多くの人が買いポジションで持っているような高金利通貨は、一旦値が下がると、
少ない損で逃げようとするため、売りが売りを呼び、急速に値が下がっていくという特徴があります。
高金利通貨は、暴落時は、本当に一気に値が下がっていく ため、注意が必要です。
あと、もう1つ覚えておいていただきたいことは、短期間で相場が急激に下がると、その反動で、ある程度、値が戻っていくことはよくあります。
ただ、相場が急落したあとに、相場が反騰しなければ、 「さらに値が下がることがある」 ということです。
私も、FXを長くやっていますが、「天井」と「底値」の値段を当てることは、極めて難しいです。
なぜなら、「天井」と「底値」の値段を当てるための具体的な方法が無いからです。
だから、相場が暴落しているときに、「もう十分に下がったから、この辺が底値だろう」 という値ごろ感で取引をしてしまうと、
さらに値が下がって、大きな含み益を抱えることになってしまうこともあります。
それほど、暴落時というのは取引が難しいですし、警戒する必要がある、ということです。
相場の値動きが大きいと、「儲けられる」と思い、相場に手を出したくなってしまいますが、
できれば、あまり手を出さないようにして、相場が落ち着くまで、待ったほうが良いかなと思います。
そして、暴落時に、もし通貨を買いポジションで持っている場合は、どんどん含み損が増えていきます。
小さな含み損のときに、損失を確定することができないと、その含み損がさらに大きくなってしまったときは、
なおさら、その大きな損失を決定することが難しくなってしまいますので、 損切りはうまく使っていくことが必要 になります。
FXでは、「決定しないこと」は、 最も確実にお金を失っていく方法 になりますので、再起不能になるような大きな損失を出さないために、致命傷にならないために、プラスの意味で、損切りというのは行っていくようにしましょう。
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