FXをする上で最も大切なことの2つ目である、 「トレンドには絶対に逆らわないこと」 について、お伝えします。
FXで長期間、利益を得続けていくためには、「トレンドには逆らわない」ということが鉄則であるため、この内容もぜひ覚えておいてください。
■「トレンドには絶対に逆らわないこと」のポイント
・FXはトレンドに逆らったら利益を得られない
・レンジ相場とトレンド相場は、取引方法が逆になる
・値ごろ感の逆張りトレードをする人が、とても多い
■「トレンドには絶対に逆らわないこと」の内容
ここでは、FXをする上で最も大切なことの2つ目である、
「トレンドには絶対に逆らわないこと」 について、お伝えします。
FXはトレンドに逆らったら利益を得られない
まず、FXで利益を得る方法は、スワップポイント (金利) による利益を除けば、「安い値段で買って、高い値段で売る」か、「高い値段で売って、安い値段で買う」の2通りしかありません。
そのため、相場がどんどん上がっていく上昇トレンドのときに、通貨を売ったら、損をしますよね。
また、相場がどんどん下がっていく下降トレンドのときに通貨を買ったら、損をします。
つまり、FXでは、 トレンドに逆らって取引をしたら、利益を得ることはできない ということです。
実際に、トレンドに逆らって取引をして、一回の負けで大きな損失を出してしまう人が、とても多いです。
具体的な、トレンドに逆らって損をしてしまう人が行っている取引方法としては、まず外貨を買って、上がったら利食いをするのですが、下がったときは損失を確定しないで、塩漬けをする形です。
このような取引方法を、下降トレンドのときに行うと、相場が下がったら買って、また相場が下がったら買い増す、ということを繰り返し行ってしまうため、 買いポジションが増えていくのと比例して、どんどん含み損が大きく なります。
そして、「これ以上の下落にはもう耐えられない!!」というところまで、含み損が増えてから、やむを得ず損切りをして、莫大な損失が確定してしまう、、、という形です。
これは、多くのトレーダーが行ってしまっている失敗パターンであり、トレンドに逆らって取引をしているという例になります。
FXで利益を得る方法は、スワップを除けば、「安い値段で買って、高い値段で売る」か、「高い値段で売って、安い値段で買う」の2通りだけです。
だから、トレンドに逆らって取引をしたら、利益を得ることできませんし、 トレンドに逆らうと、大きな損失につながる ので、トレンドには絶対に逆らわないようにしましょう。
レンジ相場とトレンド相場は、取引方法が逆になる
相場には、大きく分けて、「レンジ相場」と「トレンド相場」の2種類があります。
まず、「レンジ相場」というのは、横ばいで、値がウロウロしている状態のことを言います。
一方、「トレンド相場」というのは、上がるか下がるかの、どちらか方向に、値が進んでいく状態のことを言います。
そして、このレンジ相場とトレンド相場では、 原則として取引方法が逆になる 、ということを知っておいてください。
具体的には、レンジ相場は、上がったら売るという「逆張り」で利益を得ていきます。
なぜなら、レンジ相場というのは、横ばいで、値がウロウロしている状態であるため、上がったら下がる、という流れを繰り返すからです。
そのため、 レンジ相場の場合、上がったら売る、下がったら買うという「逆張り」で取引をする と、利益は得られやすくなります。
一方、トレンド相場の場合、上がったら買うという「順張り」で取引をしていきます。
なぜなら、トレンド相場というのは、どちらかの方向に値が進んでいく状態であるためです。
そのため、トレンド相場の場合、 上がったら買う、下がったら売るという「順張り」で取引をする と、利益を得られやすくなります。
もし、トレンド相場のときに、上がったら売る、下がったら買うという形で、トレンドに逆らって、「逆張り」で取引をしてしまったら、損をしますよね?
このように、レンジ相場とトレンド相場では、原則として、取引方法が逆になるということを覚えておいてください。
そして、トレンド相場のときに、トレンドに逆らって取引をすることは、絶対にしないようにしましょう。
値ごろ感の逆張りトレードをする人が、とても多い
FXの取引方法で、最も多いのが、「値ごろ感の逆張りトレード」だと思います。
具体的には、「昨日、1ドル100円だったけど、今日は1ドル98円まで下がったから、買おう」という感じです。
値が下がって、「安くなったから買う」という 値ごろ感の逆張りトレードをする人 が、とても多いというのが現状です。
もちろん、相場に方向感が無いレンジ相場のときや、上昇トレンドのときであれば、利益を得ることができます。
特に、為替相場というのは、「98%は買ったときの値段に戻ってくる」と言われているくらいなので、買った後に下がったとしても、そのまま待っていれば、ほとんどの場合は値が戻ってくるため、損はしません。
だから、「値ごろ感の逆張りトレード」をする人がとても多いのですが、 これを下落相場のときにやってしまうと、どんどん含み損が増えてしまうため、莫大な損失 につながってしまいます。
「買った値段まで相場が戻ってくるまで待つ」という取引スタイルで、勝率を99%にしたとしても、一度の負けで、それまでの勝ちをすべて吹き飛ばしてしまうくらいの大きな損失を出してしまう人が、とてもたくさんいるのです。
だから、FXで長期間、利益を得るようにするためには、トレンドには絶対に逆らわないようにして、トレンドが発生したら、「トレンドの流れに乗る」という取引をする必要があります。
特に為替相場は、 一度トレンドが発生すると、長い期間、そのトレンドが続くという特徴 があります。
そのため、上昇トレンドが発生したら、逆張りで取引をするのではなく、上がっていく流れに乗って買っていく、という取引が必要になりますし、
下降トレンドが発生したら、逆張りでどんどん買い増していくのではなく、下がっていく流れに乗って売っていく、という順張りのトレードをしていく必要があります。
「十分に上がったから売る」や「十分に下がったから買う」という感じで、トレンドを無視して、値ごろ感で逆張りトレードをしてしまうと、勝率は99%くらいにできますが、
もし買った後に、一方的に相場が下がってしまった場合は、大きな損失になってしまいますので、 トレンドには絶対に逆らわない ようにしましょう。
「トレンドには絶対に逆らわないこと」のまとめ
通貨を買ったあとに、もし相場が下がった場合は買い増しをして、買ったときの値段よりも上がるのを待つ、という取引スタイルをすれば、レンジ相場の場合は、FXの勝率は99%くらいにすることができます。
特に この方法は、レンジ相場のときは有効で、上昇トレンドのときも、利益を得ることができます。
ただ、この取引スタイルを機械的にやって、もし下落相場になったら、買い増している分、含み損がどんどん増えていき、一回の負けで、それまでの利益をすべて吹き飛ばしてしまうくらいの大きな損失につながってしまいます。
実際に、2007年のサブプライムローン問題による「世界金融危機」や、2008年の「リーマンショック」のときには、この取引方法によって、たくさんの個人トレーダーが暴落に耐えられずに、大損しました。(私もその1人です)
FXでは、相場の状況によって、勝率を高くすることはできるのですが、資金管理をしないで、トレンドに逆って取引をしたら、
FXで長期間、利益を得続けることができなくなってしまうので、 トレンドには絶対に逆らわない ようにしましょう。
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