FXのコツ｜連戦・連勝になっているとき

FXのコツである、「連戦・連勝になっているとき」について、お伝えします。 FXだけではありませんが、人は調子が良いときほど、リスク管理が甘くなるため、注意が必要です。

■「連戦・連勝になっているとき」の内容

ここでは、「連戦・連勝になっているとき」というテーマで、お伝えします。

まず、FXを長く行っていると、何度外貨を買っても、利益を出せるときがあります。これは、 自分が行っている取引手法と、相場の動きが一致しているから です。

たとえば、「買いで行く！」と決めて、そのときの相場が上昇トレンドで上がっていけば、買えば利益になります。他にも、「ＲＳＩが２５％になったら買おう！」と決めて、そのときの相場がたまたま、ＲＳＩが２５％になったときに反転することもあります。

そして、数ヶ月間負けないと、自分はプロのような気持ちになり、今後もずっとFXで利益を上げ続けられるような感覚になってしまうのですが、そのようなときは、 決して調子に乗らないようにしましょう。

この理由は、連戦・連勝になって、数ヶ月間も負けないと、「今回も自分は正しい」という気持ちが出てきてしまい、自分の間違いを認められなくなってしまうためです。

「今回も自分は正しい」という気持ちになってしまうと、もし相場が反対に動いたときに、「必ず反転するはずだ！」と思い込んでしまい、なかなか損切りすることができず、 コツコツ積み上げた利益を、１回で飛ばしてしまうような損失 を出してしまうかもしれません。

歴代Ｎｏ１の議長と言われていた、アメリカＦＲＢのグリーンスパン元議長でさえ、 「為替市場を予想することは、コインの裏表を当てることよりも難しい」 と言っていました。また、ドリームチームと言われたＬＴＣＭも、自分たちの間違いをなかなか認められず、１９９８年に破綻しています。

連戦・連勝になっているときは、もし相場が逆に動いてしまったときにも、自分の間違いを認めづらくなり、相場で損切りがどうしても遅れてしまうことがあります。

相場で、永遠に連戦・連勝を続けることは、極めて難しいことであるため、どんなときでも謙虚であり続け、相場に対して、紳士に向き合うようにしましょう。

あと、相場で連戦・連勝が続くと、ついポジションサイズを持ちすぎてしまう傾向があります。利益を得たあとは、 「もっと大きなポジションを持っていれば、もっと大きな利益を出せたな・・」 と思うからです。

ただ、ポジションサイズを大きくするときは、儲かったあとではなく、 「利益を取れる確率が非常に高いときだけ」 ということは、忘れないようにしてください。

FXを長く行っていると、「ここは勝てる確率が非常に高い」という場面が、だんだんと分かってくるようになります。それは、大きな利益を上げた後ではないので、連戦・連勝が続いているからという理由で、ポジションサイズを大きくすることは決してしないようにしましょう。

調子が良いときほど、リスク管理は甘くなりますし、時間が経てば立つほど、初心を忘れてしまうので、自分と相場を客観的に見ることができるように、常に意識をしていきましょう。