銀行の窓口になる値段である「仲値」が決まる時間帯や、「ゴトウ日」は、若干 ドル買いが強くなる傾向 があります。
もちろん、他の要因があるときは、ドル安になるときもありますが、このような知識も、知っておいてください。
■「ドル高になりやすい日時」のポイント
・東京市場では、「実需取引」が多くなるため、
値動きにある程度の法則がある。
・日本時間の9時55分に、銀行の窓口になる値段である「仲値」が決まる。
・この時間帯は、若干ドル買いが強くなる傾向がある。
・「ゴトウ日」も、ドル買いが強くなる傾向がある。
・もちろん、いろいろな要因を総合して取引をしなければならない。
■「ドル高になりやすい日時」の内容
ここでは、「ドル高になりやすい日時」 について、お伝えします。
前回お伝えしたとおり、東京市場では、「実需取引」が多くなるため、値動きにある程度の法則があります。
まず、午前8時50分くらいから、日本の経済指標が発表されていきますが、日本時間の9時55分に、「仲値」というものが決まります。
「仲値」とは、 銀行の窓口になる値段のこと です。
銀行は、その「仲値」の値段で、その日の取引を行います。
そして、この時間帯は、 若干ドル買いが強くなる傾向 があります。
その理由は、日本の銀行が外国へお金を支払うために、日本円を売ってドルを買って、支払いを行うためです。
外国へお金を支払うときは期日が決まっているため、仲値が決まる10時頃に、ドル買い需要が多くなり、ドルが強くなる傾向があります。
あと、休み明けである月曜日と週末である金曜日も、ドル買いが多くなる傾向もありますし、
「ゴトウ日」 も、ドル買いが強くなる傾向があるということを覚えておいてください。
「ゴトウ日」とは、5、10、15、20、25、30日というように、日付が5で割り切れる日のことです。
なぜ、ゴトウ日はドル買いが多くなるかというと、たとえば、日本の石油会社が海外から石油を輸入した場合、海外の取引先に対して、ドルを支払うことになります。
その場合、ゴトウ日のように、区切りのよい日を決済日にすることが多いため、 ゴトウ日はドルが買われやすくなるという特徴 があります。
そして、これらを組み合わせて、月曜日もしくは金曜日のゴトウ日、そして仲値が決まる10時くらいには、
ドル買い圧力がかなり高くなるということを、私は1つの材料にして、米ドルをデイトレで取引することがよくあります。
もちろん、東京時間の値動きの要因は、このような「実需」だけではなく、
いろいろな要因を総合して取引をしなければならない のですが、1つの材料になることを覚えておいて下さい。
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