「過去のチャートを見れば、何とでも言える」 ということについて、お伝えします。
過去のチャートを見れば、FXはとても簡単に見えるのですが、実際に暴落に直撃すると、やはり難しいな、、、と思いますよ。
■「過去のチャートを見れば、何とでも言える」の内容
ここでは、 「過去のチャートを見れば、何とでも言える」 というテーマでお伝えします。
まず、自分のトレードスタイルと、過去のチャートを照らし合わせて、「このくらいの下落だったら耐えられるな」と思われるかもしれません。
実際に、過去のチャートを見て、１ヶ月に２０円下がっていても、レバレッジを低くしたトレードスタイルであれば、耐えられることもあります。
ただ、それは 過去のチャートを見ているから であり、どこで反転しているということが分かっているから、言える言葉です。
実際に、ポジションを持っているときに相場が暴落して、含み損がどんどん増えていき、
どこが底値か、まったく分からない状態であれば、とても耐えることはできないと思います。
だから、過去のチャートを見て、 「２０円暴落しても耐えられるように、ポジションを持とう！」 と決めたとしても、
実際に暴落に直撃したら、とても耐えることはできませんし、大きな損失を出す可能性があるため、十分注意していきましょう。
ただ、 「過去の値動きから学ぶ」 ということは、とても大切です。
たとえば、１００年に一度の金融危機と言われた「リーマンショック」や、サブプライムローン問題による「世界金融危機」、
あと、ドル円が２日で２０円近くも暴落した「ＬＴＣＭショック」など、過去を見れば、とても大きな値動きをした出来事がたくさんあります。
そして、このような過去の値動きを知っておけば、対応もしやすくなりますし、損失を回避できる可能性も高くなります。
そして、過去から学ぶことで、 「どのような材料があったときに、どれくらい値が動く」 ということも
知ることができるため、FXをする上で、本当に大きな知識になります。
だから、自分が実際に体験した経験だけでなく、過去に起こっていたことも、自分の経験として吸収できるように、
日々、相場に対する勉強を続けていくようにしましょう。
あと最後に、私がFXをしていて思ったことは、 「FXは暴落さえなければ、これほど簡単なものはない」 ということです。
暴落さえなければ、レンジ相場のときに有効な、「買って上がったら利食い。下がったら買い増す」ということを、
レバレッジを低くして、繰り返し行っていれば、FXで利益を得ることはとても簡単です。
でも、相場と言うのは、いつか必ず暴落が起こるものです。
そして、暴落があるから、トレードスタイルを変えたり、損切りを使ったり、チャンスが来るまで待つ、ということが必要になります。
暴落さえなければ、FXはとても簡単なのですが、暴落があるから、FXは本当に難しい、、、ということです。
相場が暴落する日を、ピンポイントで予想して、当てることができればよいのですが、完全に当てることは、実際にやってみると本当に難しいです。
実際に、 「そろそろ相場が暴落するな・・」 と思ってから、１年くらい暴落しないときもありました。
また、ときには、理論ではとても説明することができないような大暴落もあります。
これがあるから、FXは本当に難しいのですし、だからこそ、すべての資金を市場に投入しないことも大切です。
すべての値動きを予想することはできませんが、ただ、相場の動きを見ていると、暴落しそうとか、危ないとか、なんとなく分かるようになってきます。
だから、 経験を得るために、長く相場にいなければいけない 、ということです。
利益を得ることよりも、相場から退場しないようにするほうが、よほど大切ですし、そのために、日々一生懸命に、勉強をしていきましょう。
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