「良いナンピンと悪いナンピン」 について、お伝えします。
FXでは、機械的にナンピンを繰り返すと、いつか大損してしまうため、十分注意してください。
■「良いナンピンと悪いナンピンについて」の内容
ここでは、 「良いナンピンと悪いナンピン」 というテーマでお伝えします。
まず、良いナンピンとは、「戦略的ナンピン」のことです。
相場をゾーンで考えて、徐々に買い増しをしていく、という方法になります。
たとえば、10万通貨まで外貨を買える場合、10万通貨分を一気に買わないで、複数回に分けて買います。
そして、たとえば相場が、115円~125円くらいまでの間で動くと想定して、相場をゾーンで考えて、
そのゾーンの中で徐々に買い増しをしていく という形です。
一方、悪いナンピンとは、「相場が下がってしまったから」という理由で、 機械的にナンピンをすること です。
相場が思った方向と逆に動いたときに、「しまった!ナンピンをしよう」と思って実行することが、悪いナンピンです。
なぜ、機械的にナンピンをすることが悪いナンピンかというと、相場は、 想像以上に暴落するとき が、実際にあるためです。
たとえば、2007年の「世界金融危機」では、ポンドは1ヶ月足らずで30円くらい下がりましたし、
2008年の「リーマンショック」のときは、ポンドは215円から118円まで値が下がりました。
豪ドルについても、下記の画像のように、 短期間で104円から54円まで、50円も暴落 しています。
▼ 2008年の「リーマンショック」による大暴落
このように、相場では、通常では考えられないくらいの大暴落が起こるものです。
そして、あとで相場を振り返って見れば、 「そのまま持っていても耐えられた」 という人も、もしかしたらいるかもしれませんが、
実際に、あのときの相場に参加していたら、急激に含み損が増えていき、しかも、どこまで落ちるかまったく分からないという状況であるため、
とても耐えることはできない と思います。
実際に、暴落に直撃して、含み損が急激に増えていくところを見ているときは、精神的に本当に辛いですし、
含み損を損切りして、莫大な損失を確定するときは、生きた心地がしないくらいです。
だから、下落トレンドのときに、 機械的に買い増しをしていくことは、本当に危険 であるため、注意してください。
あと、先ほど「良いナンピン」としてお伝えした、「戦略的ナンピン」は、
確かに勝率をほぼ100%にすることができるため、私も行っているときがあります。
ただそれは、 相場がレンジ相場のときだけ です。
相場が下降トレンドに入って、下げ幅を拡大していくような要因があるときは、
ナンピンは含み損が急激に増えていくだけであるため、私は絶対に行いません。
また、取引する通貨も、トレンドが出やすい通貨ペアではなく、レンジ相場で動きやすい、
値動きの少ない通貨を選んで、しかも、レバレッジはかなり低く抑えて、トレードをしています。
相場というのは、結局、「トレンド相場」か「レンジ相場」の2局面しかないので、
そのときの相場の状況に合わせて、取引方法を使い分けること が、私は大切だと思っています。
「上がったら利食いをする。下がったら買い増して、買ったときの値段よりも上がったら利食いをする」というような形で、
機械的に取引を繰り返していると、いつか大きな損失を出してしまう危険性があります。
だから、日々勉強をしながら、どのような相場であっても損をしない、長期間、利益を出し続けられるようなトレーダーになることを心がけていきましょう!
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