FXで、レバレッジを上げて取引をすることは、まさに、「ギャンブル」だと思います。
たとえば、運用資産100万円で、レバレッジ10倍で取引すると、1,000万円分のお金を取引していることになりますよね?
当然、値動きによって動く損益も10倍になるので、本当にハイリスク・ハイリターンだと思います。
だから、FXで大損してしまうほとんどの人は、レバレッジを上げて、ギャンブル的にトレードしているのだと思います。
特に日本人は、「値ごろ感の逆張りトレード」をしてしまう傾向があり、このような人は、相場が一方的に暴落したときに、大きな損失を出してしまうのですよね。
レバレッジを上げて通貨を持っていて、トレンドに逆らってポジションを持ち続けたら、含み損がどんどん増えていくのは当然です。
ただ、レバレッジをかけなければ、もし相場が暴落したとしても、ロスカットされることはありませんよね?
また、通常の暴落というのは、下げ率が10%程度であるため、もし暴落に直撃したとしても、運用資産が100万円から90万円になるくらいです。
だから、FXがギャンブルというよりも、レバレッジを上げてトレードをして、暴落に直撃したときに、一気に大損する人が多いから、「FXはギャンブルだ!!」というイメージが強いのだと思いますよ。
でも、「FX=ギャンブル」なのではなく、レバレッジを上げたトレードがギャンブルである、、、ということですね。
しかし、FXを実際に行ってみると分かると思いますが、誰でも、「儲けたい」という気持ちが、出てきてしまうのですよね。。。
たとえば、FXでレバレッジをかけないで取引して、1,000円の利益を得られたら、「レバレッジ10倍にしていたら、10,000円の利益だったな・・」と思ってしまうものです。
こういう気持ちがあると、どんどんポジションサイズが大きくなってしまい、暴落によって、結局 大損してしまうというのが、FXでよくある悲しいパターンになります。
「ギャンブラーに金持ちはいない」という言葉がありますが、レバレッジを高くしてトレードすると、本当に不利だと思います。
冷静に取引できませんし、含み益になっているときは、早く利食いをしたくなり、逆に含み損になっているときは、「損を確定したくない」と思ってしまうからです。
この結果、「利益は小さく、損失は大きい」という結果になってしまい、トータルで負けてしまう可能性が高くなるということです。
実際に、小さな枚数で取引すると利益を得られるのに、ポジションサイズを大きくした途端、負け始めるというのは、よくある話ですよね。
「FX=ギャンブル」というイメージがあるのは、レバレッジを高くしてポジションを持って、暴落時に一気に大損してしまう人が多いからということを、ぜひ知っておいてください。
そして、レバレッジをかけなければ(もしくは2倍程度であれば)、FXは、有効な資産運用としては、最適なものだと思います。
実際に、スワップポイントや、手数料が安いこと、24時間いつでも取引することができることなどなど、私たち投資家にとって、メリットがとても多いからです。
私たちは、自分の意志で、レバレッジを変えることができる(どれくらいのポジションを持つのかを決めることができる)ので、ギャンブル的に取引するのではなく、時間の経過とともに、少しずつ資金を増やしていく「有効な資産運用」として、FXを行っていきましょうね。
私は、ギャンブル的にトレードして、大損してしまう人をできる限り減らしたいと思っていますし、本来の投資の姿である、「有効な資産運用」としてFXを行って、資金を少しずつ増やしていける人を、増やしていきたいと思っています。
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