FXのレバレッジ

レバレッジとは、「てこの原理」のことで、 小さなお金で大きなお金を動かす 、という意味になります。 そして、このレバレッジが使えることが、FXの大きな特徴です。

ただ、、、このレバレッジについては、けっこう分かりづらいのですよね・・。 たとえば、僕がFXのことを知り合いに伝えると、「レバレッジってどうやって設定するの？」 と聞かれることが多いです。 FXを行ったことがない人にとっては、「レバレッジ５倍！」や「レバレッジ１０倍！」のボタンや設定などがあると思ってしまうのだと思います。

実際に、僕も当初は、このように思っていました。 「小さなお金で大きなお金を動かせることは分かったけど、そのレバレッジはどうやって設定するの？」と思っていました。




ただ、レバレッジというのは、設定したり、指定する箇所はありません。 単純に、自分が持っている運用資金の１０倍のポジションを持っていたら、それは、 「レバレッジ１０倍」 という意味になるだけです。

たとえば、運用資金１００万円で、米ドルを１０００万円分持っていたら、それは「レバレッジ１０倍」ということです。 そして、現在のFXは、最高のレバレッジが２５倍になるので、運用資金が１００万円あれば、最大で２５００万円分の米ドルを持つことができる、ということですね。


だから、FXをする上で、レバレッジというのは、それほど気にしなくて問題ないと思っています。 それよりも、 「どれだけのポジションを持っているのか」 という方が、よほど重要ですし、常に意識をした方が良いです。

たとえば、運用資金が１００万円で、米ドルを１０万通貨買ったとします。 そうすると、値が１円下がっただけで、１０万円の損失になるということです。 運用資金が１００万円なのに、米ドルの値段が１円下がっただけで、１０万円の損失になってしまうというのは、いくらなんでも、 資金の増減が激しすぎる と思いませんか？


これについては、人それぞれの感覚になってしまうかもしれませんが、、、 １００万円の運用資産で、１０万通貨を持つというのは、ポジションの持ちすぎ だと思います。

１回のトレードの損失は、できれば運用資産の２％くらいに抑えたほうが良いので、１００万円の運用資産であれば、２万通貨くらいのポジションを持つのが妥当なのかな、という気がします。 ２万通貨であれば、１円値が逆に動いても、２万円の損失で済みますからね。

レバレッジというのは、結果的に、 「運用資産の何倍のポジションを持っているのか」 ということを表しているだけであり、それよりも、 「どれくらいのポジションを持っているのか（何万通貨のポジションを持っているのか）」 ということを意識した方が良いです。

特に初心者の方は、ポジションの持ちすぎには十分注意するようにしましょう！

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