FXで負ける人の共通点は何ですか？

私は、FXでたくさん損をしてきた経験もありますし、運用資産のほどんどを失って、相場から退場した経験もあります。また、私と同じように、FXで損を出してしまった人も、たくさん見てきました。

その経験で、FXで負ける人の共通点は、「知識がない」ということだと思います。

なお、ここでいう「知識」というのは、FXの取引方法やFXの基礎知識のことを言っているわけではなく、「為替相場の値動きに関する知識」や、「人の心理（人はどのようなことをしてしまうのか）」などの知識のことです。

FXで利益を得るためには、知識が必要

たとえば、為替相場というのは、普段はそれほど、大きく値は動きませんよね？米ドル／円であれば、普段は１日１円くらいしか値が動きませんし、為替相場というのは、基本的には、値がウロウロする（レンジ相場で動く）ものです。

だから、このようなときは、通貨を買った後に、もし値が下がったとしても、そのまま持ち続けていれば、ほとんどの場合は買値まで値が戻ってくるため、勝率もとても良く、損をすることも少ないと思います。

ただ、為替相場というのは、世界で大きな出来事があると、値が一方的に、大きく動くことが実際にあります。このようなときに、「為替相場の値動きに関する知識」がないと、ポジションをそのまま持ち続けてしまい、大きな含み損を抱えてしまうことになってしまいます。

「何があったら、どれくらい値が動くものなのか」や、「為替相場というのは、ときには信じられないくらい暴落することがある」ということを知らないと、ポジションをそのまま持ち続けてしまい、いつか大きな損失を出してしまう可能性が高いので、このような知識がないというのが、FXで負ける人の共通点だと思いました。

あと、FXはレバレッジが使えるため、「儲けたい！」と思って、レバレッジを高くして取引をする人が多いです。

しかし、レバレッジを高くして取引すると、少しの値動きで大きな金額が動くため、冷静に取引することが難しくなりますし、何よりも、大きな含み損を抱えてしまった場合、損失が確定してしまう恐怖から、なかなか損切りができなくなってしまいます。

人は、目の前にある利益は確実に手に入れようとするのに、損失は回避したいと思ってしまうものです。レバレッジを高くして取引すると、「利益は少なく、損失は大きい」という結果になってしまうことが多く、その結果、トータルで負ける可能性がとても高くなってしまうということです。

だから、「人の心理（人はどのようなことをしてしまうのか）」という知識を持っていることも、FXで利益を得るためには、とても大切なことだと思いました。

私は、2005年にFXを始めましたが、そのときは、FXや為替相場に関する知識がほとんどなかったため、「怖いもの知らず」という感じで、レバレッジを高くして、どんどん取引していました。

具体的には、レバレッジを高くして通貨を買って、もし下がっても買い増しをして、買ったときの値段まで、相場が戻ってくるのを待つ（塩漬けする）というやり方をしていました。その結果、１ヶ月で100万円くらいの利益を得ていましたし、勝率も90％くらいはありました。

しかし、これは、「為替相場の値動きに関する知識」がなかっただけなのですよね。。。その後の相場の暴落で、通貨をナンピンで買い増ししていた私は、それまでの儲けをすべて吹き飛ばすくらいの大損をしました。

このような取引を繰り返す中で、私は、「FXで長期間、利益を得続けるためには、知識が絶対的に必要だ」ということが分かりました。

だから、FXで負ける人の共通点は、やはり、「知識がないこと」だと思います。

「相場は暴落することがある」ということを知らないと、レンジ相場用のナンピン買い増しで、ずっと取引を続けてしまいますし、「レバレッジを上げて取引すると、人には感情があるため、損失の方が大きくなる傾向がある」ということを知らないと、結局、トータルで負けてしまう可能性が高くなるからです。

知識がなくても、短期的であれば利益を得ることはできますが、長期間、利益を得続けていくためには、「知識」は、絶対に必要になります。だから、FXで長期間、利益を得ていきたいのであれば、知識をつけていきましょうね。

そのために、私は、このサイトを作成しました。