FXのロスカット

ロスカットとは、 余剰金が０円になり、含み損が強制的にクローズ（終了） されてしまうこと です。

たとえば、運用資金が５万円あって、その５万円をFX業者の取引口座に入れているとします。 そして、保証金２万円で、米ドル／円を１万通貨、買いました。 そうすると、５万円－２万円で、３万円が残っている状態（自由に使える状態）ですよね。

そして、この自由に使えるお金である３万円（余剰金）が、為替の変動によって０円になったら、含み損が強制的にクローズ（終了）されてしまいます。 このように、 余剰金が０円になり、含み損が強制的にクローズ（終了）されてしまうことを、ロスカット と言います。

ちなみに、米ドル／円を１万通貨、買っている状態で、余剰金が３万円だった場合は、３円値が下がったら（３円の円高ドル安になったら）、余剰金が０円になり、ロスカットされます。 為替相場では、３円くらい動くことはよくあるので、余剰金は十分に残しておくことが大切です。


なお、このロスカットについては、FX業者によって、自動的に行われるため、 「強制ロスカット」 とも言われます。 ちなみに、自分で含み損を確定すること（自分の手で含み損を確定すること）を、僕は 「損切り」 と言っています。

「ロスカット」を日本語に訳すと、「損切り」なのかもしれませんが、これだとちょっと分かりづらいので、 余剰金が無くなって、FX業者によって自動的に損失が確定されることを「ロスカット」と言って、自分の手で損失を確定することを「損切り」、と僕は言っています。 このように覚えておけばよいと思いますよ。

• 知っておきたいFXのメリット　～ 損を限定してくれる機能がある ～
• 知らなきゃいけないFXのリスク - ロスカットによる強制 損失確定
• トレンドには絶対に逆らわないこと
• 自分が行っていることを認識すること
• 初心者によるビギナーズラックのカラクリ
• FXで最も多い失敗パターン - コツコツ稼いで１回の負けで吹き飛ばす
• 損切りができない理由　～含み損が拡大してから損切りを行ってしまう～
• オーバートレードをしている　～ ポジションを持ちすぎている ～
• FXで大きな損失を出してしまった後は、、、
• 失敗した後は、「なぜ失敗したのか」ということを分析する
• 損をして「勉強代だった」というのは、ただの慰めでしかない
• 結局、相場と逆方向のポジションを持ち続けるから、FXで損をする
• ルールその１：絶対に損をするな。ルールその２：絶対にルール１を忘れるな。